チクタクで前に進まないのはなぜ?科学的に解説

Last updated: 2026/04/11

では、なぜ板を左右に振る動きで前に進めるのでしょうか。前に進む力を生み出しているのは、体や板の回転そのものではなく、足で下に踏み込むことで生まれる水平方向への推進力です。

具体的なステップ

Tic Tacで何が起きているのかを見ていきましょう。少し腰を落としてから立ち上がることで、体をボードの前方へ押し出します。肩は多少回転してもかまいませんが、意識したいのは重心の動きです。

次に、上から見てみましょう。重心がつま先側へ移動しているのが分かります。この状態では、まだすべてのウィールが地面に接しているため、ボードは動きません。

次に、ノーズを持ち上げた状態で同じ動きをしてみます。すると、さっきまでは動かなかったボードが、フロントウィールが浮くことで回転し始めます。

ここで大切なのは、後ろ足にかける圧を保ち続けることです。蹴る方向は、ただ真下ではありません。自分の重心からまっすぐ下に蹴るイメージです。

もう一度上から見てみましょう。重心から後ろ足を斜め後方へ蹴り出しているのが分かります。その反作用として、体は斜め前方へ押し出されます。これはウィールが横方向に滑りにくく、その場に留まって十分な摩擦を生むことで、体を前に押し出しているためです。

フロントウィールが浮き、リアウィールだけが地面に接している状態では、テールを踏み込むことでボードが回転しながら体の下に滑り込みます。これにより、体が前へ進むための軌道が生まれます。

これらを踏まえると、よりスピードを出したい場合は、重心をさらにボードの外へ移動させ、体全体を使ってより強く地面を押すことが重要になります。

悪い例

体重をボードの上に乗せたまま肩だけを振っていると、その場で回っているだけの動きになってしまいます。肩を振ること自体が前に進む原因ではありません。重要なのは、その肩の動きを使って重心をボードの外へ移動させ、地面を水平方向に押すことです。その反作用によって、体は前へと進みます。

チクタクのバリエーション

練習を重ねていくと、この考え方はフロントウィールを浮かせたまま前進する「スペースウォーク」にも応用できます。ぜひ試してみてください。

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